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「第29回環境フォーラム」に参加しました

 株式会社エステム主催「第29回環境フォーラム」に参加しました。
今年のテーマは【マイクロプラスチック汚染~潜む脅威~私が明日のためにできること】
レジ袋有料化やストロー廃止など最近大きな話題になっています。
現在地球に生きている皆で考えなければならない問題だと思いました。

名古屋市芸術創造センター

司会は2年目社員

第1部「プラスチックの恩恵と環境への影響」 磯部篤彦氏

プラスチックのメリット(軽くて丈夫で安い)がデメリットにもなっている。
(正規処理でない)プラスチック→川岸・海岸へ→漂流・漂着ゴミ問題
→川から海へ→海洋プラスチック汚染
●漂流・漂着ゴミ問題
・景観汚染(きれいな海岸は清掃活動されている。経済的負担も大)
・海洋生物の誤食や絡まり
●海洋プラスチック汚染
マイクロプラスチック(5mm以下のプラスチック微細片)に象徴される汚染
人間の定住地でない南極海からもマイクロプラスチックが確認されたため,汚染されていない海はない
マイクロプラスチックにまで細かくなる期間,詳しい過程は不明
・海洋生物の誤食(プラスチックは吸着性が高いため汚染物質を媒介する)
 →生態系への影響は今のところないが,影響が出始めてからでは手遅れ
・細かすぎて回収する方法はないが海面近くからも姿を消す
 →最終的にどうなっているか不明(分解しない性質を持つ)

生分解性プラスチックが開発中
管理すれば分解するが,投棄されれば普通のプラスチックと同じと現在は否定的
プラスチックを使用禁止にすると経済的負担が増す(発展途上国に影響大)

第2部「持続可能な社会の為に私たちができること」 夫馬賢治氏

日本の分別回収率は世界でもトップクラス
リサイクルはコストがかかり一部のみ(ペットボトルはリサイクル率高い)
全体の6割ほどが火力発電所で石炭の代わりに燃やされている
現状できることは
・できるだけ使う量を減らす
・ゴミを分別して捨てる
・ポイ捨て(河川に流す)をしない

6/22(土)「環境フォーラム事後勉強会」13時集合

 今回のフォーラムの内容について,より一層理解を深めるために「事後勉強会」が開催されます。
今回の内容は「捨てられたプラスチックはどうなるの?~リサイクル工場見学~」です。
 プラスチックのリサイクル工場を訪問し,私たちがいつも出しているプラスチックごみはいったいどこにいき,どのように処理されているのかをのぞきに行けます。お子様からお年寄りまですべての方々に楽しんでいただけるプログラムを用意しているようなので,ご興味のあるかたはぜひご参加ください。
申し込みはこちらから。

最後に

プラスチックの軽いというメリットのために,風に飛ばされ故意ではないがゴミになってしまう。
プラスチックの丈夫というメリットのために,土にも水にも溶けずゴミになってしまう。
プラスチックの安いというメリットのために,全世界に普及していて地球人すべてが考えなければいけない問題になっている。

 現在,ペットボトルがマイクロプラスチック(5mm以下の微細片)になるまでどのくらいの期間がかかるかわかっておらず,その微細片を回収する方法もまだ,見つかっていない。

 ポイ捨て・不法投棄が原因と思っていたが,ついうっかり飛ばされてなど身近なことが積もり積もった結果なのだと思った。
 皆さん河川には十分注意しましょう!庭のプラスチックも飛ばされないように!

(名古屋事務所投稿)

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